今週の出来事

 今週はエディ-ヴァンへイレンが亡くなったという一報が入った。なんともショックである。竹内結子の訃報もそうだったが、今年はなんとも残念なニュースがつづく感じがする。謹んでご冥福をお祈りしたい。そうしたなかヴァンへイレンのCDを久しぶりに聞いていたら、隣にあったジャムというバンドのCDをみつけ、こちらも久しぶりにかけてみた。

 

 高校1年の頃よく聞いていたのは「TheWho」というロックバンドであったが、そのフォロワーで70年代後半から80年代にかけて活躍した「TheJam」というイギリスのバンドに心を惹かれていく時期があった。特に好きだったのは「悪意という名の街」という曲である。モータウン系のリズムを取り入れて軽快に進んでゆくこの曲は、その軽快さとは裏腹に、社会の片隅で明らかになりにくい厳しい現実に打ちひしがれ、恨めしそうになりながらも決して諦めず、一縷の希望をもって進んでいこうとする若者の躍動が、軽快なリズムによって増長されていく。そんな曲である。日々、経営という仕事をしていると、矛盾に満ち汚れた権力と野望に翻弄される、そんな理不尽な状況に晒されることがある。

 この世界は正義という名の仮面の下で、決して見過ごしてはならなく、許されるべきではない行為が、あたかも正義であるかのように大手を振るっている。彼らは巧みな大義名分を駆使して結託し、隠された悪意を押し通そうとしていく。他者の立場などどうでもよいかのように、、。理不尽な世界に直面している人たちは、この世界に沢山いる。誰にも気づかれない、そんな時もあるだろう。だが諦めるなかれ、運よく正義の楯に救われることがあるかもしれない。いや運よくではなく必然的に救われるだろうといっても過言ではない。私たちの社会には正義と真実を尊重する物差しと天秤が張り巡らされている。悪意の目論見は、成熟した市民社会の正義によって必然的に駆逐されていくことになるものだ。誠心誠意尽くしていれば、きっと誰かがみていてくれて手を差し伸べてくれる。私たちの社会には、法の下の平等という正義と未来への希望がある。そんな風に感じた一週間だった。応援してくれるすべての人の恩に報いるために、未来に少しでも多くの希望を繋げていくために、これからも日々まい進していく。

「Cos time is short and life is cruel but it's up to us to change this town called malice.change this town called malice.」By Poul Weller

「あっという間に時は過ぎるものだ。そして人生は悪意に満ち、悪巧みをして苦痛を与えても平気なやつもいて残酷だけど、でもこの街を変えるのは俺たちにかかっている。この悪意という名の街を、、」

2020年10月11日